GYMDX

  • 2024.8.5
  • 一般型ジム

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複合カフェ×フィットネス、注目のエンターテイメント施設がデータ活用で目指す新たな価値提供

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複合カフェ「快活CLUB」や、カラオケ「コート・ダジュール」、マシン特化型の24H型フィットネスジム「FiT24」などさまざまなサービスを展開する株式会社快活フロンティアが手がけた「快活CLUB東広島西条店」は、複合カフェに、フィットネスジムを導入した新モデルの店舗です。新しいジムのかたちとして業界内外から注目を浴びています。

同施設に、株式会社Opt Fitが開発・提供するAIカメラソリューション「GYM DX」をご導入いただきました。快活CLUBフィットネスジムを担当される鈴木様・高木様に、GYM DXをお選びいただいた理由や、今後の展望についてインタビューを実施しました。

 

導入しやすい費用と、提案から導入までのスピード感が決め手に

 

───GYM DXを導入したきっかけを教えてください。

快活CLUB東広島西条店は、複合カフェを利用すると同時にフィットネスができるという新感覚のエンターテイメント施設です。これまで、ジムを利用することがハードルが高いと感じていた方にも利用しやすいジムを目指して、手数料や回数制限などはあえて設けていません。

そのような背景から、快活CLUB東広島西条店では、初めてジムを利用する顧客のニーズについて明確に把握できていないという課題を抱えていました。

複合カフェの運営事業は、ジム事業と比較すると市場規模は大きくありません。用意した設備をお客様に利用してもらい、その過ごした時間に対して代金をいただくという、商品を販売する商売とは異なる点が、ジム事業と複合カフェの運営事業の共通点として挙げられます。

もともと複合カフェの顧客ニーズについて調査はしていたものの、フロントの接客時間や機会損失、トイレやシャワーの数、シャワーのコアな利用時間帯などについて、詳細を把握するべきであると考えていました。

その方法として、人員を配置するか、機械を設置するかという2択があります。GYM DX導入以前に設置していた防犯カメラは、映像の記録のみで、有事の際以外には活用することはありませんでした。

ちょうどその頃に、弊社が運営する「FiT24」の担当者がGYM DXの導入を検討しており、Opt Fitのご担当者様に話を伺ったことがGYM DX導入のきっかけでした。その時は、タイミングが合わず導入には至りませんでしたが、ご担当者様の対応の熱意に感激し、より興味が沸きました。

他社のサービスでは、規模が大きく、高価格帯であること、また導入までに時間を要するという印象でしたが、GYM DXはジム特化型であるがゆえに導入しやすい価格と、導入へのスピード感が弊社に適していると感じました。

また、何よりも「新しい取り組みに伴走していただけそう」という期待が膨らみ、導入に至りました。

───GYM DXの導入効果を教えてください。

GYM DXでマシンの稼働状況を確認したところ、店内に5台設置しているランニングマシンのうち、よく利用されているマシンを特定することができました。このデータを元に、マシンの入れ替えや部品などの消耗品の交換タイミングを見計らうことで、故障を防ぐことや、メンテナンス時期の決定などに関して、データに基づいた判断ができるようになったことは、大きな成果だと感じています。

また、どの種類のマシンがよく稼働しているのかもこれまではわかりませんでしたが、ダンベルエリアが想像以上に利用されていることがわかり、エリア拡大の検討など、レイアウト変更にも活かしていきたいです。

ジムのオープン時からGYM DXを導入していますが、これから蓄積されたデータを活用して改善案を検討できることがとても楽しみです。

コト・モノ消費からトキ消費へ、消費行動の変化に対応したサービスの提供を目指して

───GYM DXを活用してどんなジム運営を目指していきたいですか?

GYM DXで得られるデータを活用し、最適なレイアウトを実現することで、お客様に喜んでいただくことはもちろんですが、GYM DXを活用することで従業員がお客様への接客に集中できる環境、お客様満足度向上につながる働き方を実現できる職場づくりに取り組んでいきたいと考えています。

快活CLUB東広島西条店は、これまでジムに通ったことがない方や、ジムに行くことがハードルが高い、と感じている方にぜひご利用いただきたい施設です。
ジムへ行くためのハードルをなくし、どんな方でも利用しやすい施設になるよう、データを活用していきたいですね。

複合カフェの市場は10年近く前にピークを迎えて以降、減少傾向にあります。
ありがたいことに、弊社が運営する複合カフェは多くのお客様にご支持いただき、店舗数を増やすことができましたが、弊社が市場シェアを大きく占めていることもあり、弊社以外の事業所は減少していることは課題であると感じています。
複合カフェを世の中に増やしていくためには、他のニーズを見つけて市場を広げていくことが使命であると感じています。快活CLUB東広島西条店のように、ジムと複合カフェを同時に利用できる施設は、新しいあり方として大きな可能性を秘めていると自負しています。

日本においては、これまでは製造業が経済をリードしてきましたが、今後はサービス業も日本経済を担っていく存在であると考えています。スマートフォンが急速に普及したことで、インターネット上でのサービス展開が勢いを増しています。だからこそ、「リアルな体験だから得られる価値」を提供することで、市場を広げていけるのではないかと考えています。

価値観の多様化によって、消費の形態は「コト・モノ消費」だけでなく、その時、その場でしかできない体験にお金を出す「トキ消費」が注目を集めています。弊社サービスをご利用いただくことで、「トキ消費」を楽しんでいただける、もしくはお客様の大切な「トキ消費」をより良いものにする拠点としての環境を提供していきたいです。
そのために、GYM DXをフル活用し、Opt Fitさんと一緒に新たなニーズを発見・研究していきたいと考えています。

 

導入企業紹介

企業名:株式会社快活フロンティア
施設名:快活CLUB東広島西条店
URL:https://kaikatsufrontier.co.jp/
施設URL:https://www.kaikatsu.jp/shop/detail/20636.html
総面積:約280坪
導入前の課題:マシンや店舗設備の利用率の集計を行いたかったが、うまくいくサービスが見つからなかった
カメラ導入台数:18台