2024.8.29
一般型ジム

AIカメラで省人化を実現し、１か月あたり20万円以上の人件費を削減！人手不足に困らない施設運営にシフト

株式会社コパンは、岐阜県多治見市で創業30周年を迎える健康創造企業です。地域密着型のスポーツクラブ・スイミングスクールを展開しています。
同社が運営する「コパンスポーツクラブさかえ」をはじめ計5店舗に、Opt Fitが開発・提供するAIカメラソリューション「GYM DX」を導入いただいています。
今回、「GYM DX」の背景やその効果について、導入当初コパンスポーツクラブさかえ店の責任者で、現在エリアマネージャーの長谷部様に、導入の背景や、運用開始から1年半が経過した現在、実感されている効果や今後の活用可能性について、インタビューを実施しました。

省人化とお客様の安心安全を両立する方法を探していた

──　GYM DXを導入した背景を教えてください。

長谷部様：「SPORTEC」という展示会でGYM DXを知りました。当時、施設の省人化とお客様の安心安全を両立する方法を探して、展示会に足を運んだところ、GYM DXのAIによる異常検知と24時間監視機能に興味を持ったのがきっかけです。
無人ジム、有人ジム問わず導入されている点にも魅力を感じ、後日、サービス紹介をお願いしました。

その後、社内で導入に向けて検討を進めていく中で、「コパンスポーツクラブさかえ」にGYM DXを導入して、省人化を実現した場合の費用対効果を試算すると、GYM DX導入にかかるイニシャルコストとランニングコストを加味しても、十分なコスト削減効果を得られるという結論に至り、導入を決めました。

AI×人の目、ハイブリッドでリアルタイム見守り

──　GYM DXをお選びいただいた決め手を教えてください。

収益改善に向けて人件費の見直しを行うなかで、「コパンスポーツクラブさかえ」を有人ジムから無人ジム運営へと切り換えることを検討していました。
弊社が運営する5店舗全てに監視カメラを設置していましたが、省人化という新たな試みの中で、スタッフの誰もが安全管理に対する不安を抱いていました。

無人運営の時間帯に、利用者の転倒や意識喪失などが発生した場合、後から施設を訪れたお客様や巡回スタッフが気付くのでは迅速な対応ができません。しかし、GYM DXを活用すれば、AIが異常を検知してくれます。Opt Fitでは、24時間体制で人の目によって監視していただいてますから、有事の際には、すぐに弊社に通知を受け、スタッフがすぐに現場に駆けつけることができます。

事故後に録画映像で確認するのではなく、リアルタイムでAIが見守り、人の目で確認した上で通知をいただける点が非常に魅力的で、安全面に対する不安が一掃されました。

省人化の実現で人件費と採用コストの削減に成功

──　GYM DX導入の効果を教えてください。

「コパンスポーツクラブさかえ」では、GYM DXを導入することで、有人ジムから無人ジム運営に切り替えることに成功し、月20〜30万円の人件費を削減することができました。

安全管理の観点からは、専任のマシンガードが常時施設を見守ってくれているような、絶対的な安心感があります。
お客様にもジムの無人化をご理解いただくために、GYM DXを導入したことで、Opt Fitと連携して24時間万全の体制で会員様の安全を見守っていることを、しっかりとご案内しました。その甲斐あって、無人運営への反対意見などはなく、スムーズに切り替えることができました。
また、省人化が実現したことで、スタッフも最低限の配置で済むことから、本当に欲しい人材を厳選して採用することができます。採用にかかる広告費も必要ないため、採用コストを削減できたことも大きな成果です。
その他の効果として、GYM DXは異常検知した箇所に限定して映像を確認できるため、映像の確認作業にかけていた時間や作業負担が大幅に軽減されました。

会員様への提供価値を高めるために、GYM DXを活用

──　有人店舗におけるGYM DX導入の効果を教えてください。

有人運営をしているコパンスポーツクラブ岐阜店にも、GYM DXを導入しています。ジムのスタッフは、マシンガードなど削減できない業務があるため、運動指導や、パーソナルトレーニングなどを実施できない時間が発生してしまいます。

しかし、安全管理をGYM DXに任せることができるため、従来マシンガードに充てていた時間を会員様へのトレーニングサービス時間に変えるなど、会員様への提供価値を高めることに繋がっています。
今後、会員様の利用状況をデータで把握しながら、無人時間帯をつくる、パーソナルトレーニング実施枠を設けるなど、運営の意思決定にデータを活用できることもGYM DXならではのメリットです。

──　GYM DXを活用して、解決したい課題を教えてください。

今後、ジム全体の稼働率やマシンごとの利用状況をデータで正確に把握し、適切な配置変更を行っていきたいと考えています。例えば、ランニングマシンを利用する女性会員様が、背後に稼働率の高いマシンが配置されていると緊張感を抱くことがあります。こうした細かな気づきを人の目はもちろんですが、データから捉え、配置を工夫することで、安心して快適にご利用いただける環境を作り上げたいと考えています。
フィットネス業界、特にスイミング業界では悲しい事故が後を絶ちませんが、限られた人員の中で、子どもへの監視は人の目で行い、大人の安全管理はGYM DXのようなテクノロジーで担保するなど、全世代の安心安全を守るための仕組みが必要です。
弊社は、省人化を進める中でも会員様の安全を最優先にしています。スタッフが不在の時間帯でも安心して利用できる施設を目指し、これからもOpt Fitと協力し、安全で質の高いジム運営を実現していきます。