- 2025.3.12
- 公営ジム・その他

AIで進化する公共スポーツ施設「住友金属鉱山アリーナ青梅」がGYM DXを活用して安心・快適なトレーニング環境の整備と、他施設との差別化を目指す

株式会社フクシ・エンタープライズは、「スポーツと文化芸術の普及振興を通じて“日本の生きがい=健幸”を創造する」という理念のもとにスポーツ施設や文化施設、子どもの遊び場の運営を行っている企業です。
今回、フクシ・エンタープライズが代表企業として運営を受託している施設のひとつである、東京都青梅市の「住友金属鉱山アリーナ青梅」のトレーニングルームに、Opt Fitが開発・提供するジム専用防犯カメラソリューション「GYM DX」をご導入いただきました。
担当の小池様にGYM DXをお選びいただいた理由や、今後の展望についてインタビューを実施しました。
──住友金属鉱山アリーナ青梅の特徴を教えてください。
住友金属鉱山アリーナ青梅は、青梅市の体育館です。
スポーツ施設でありながら、成人式や敬老会の市のイベントの会場として文化センター、ホールとしての役割も兼ねています。
施設は、第1スポーツホール、第2スポーツホール、トレーニングルーム、第2トレーニングルーム、会議室(第1〜5)、幼児室、レストランで構成されています。
公共施設の中では、トレーニングルームの器具は充実しており、ジムエリア・ストレッチエリアの面積を広くとっています。
2025年1月より、第2トレーニングルームのストレッチエリアで、ストレッチや筋トレの無料レッスンをスタートしました。1月22日が初回レッスンでしたが、15名ほどの方に参加していただき、大変好評いただきました。
一般的な公共施設では、器具を使用して自由に運動するスタイルが多い傾向にありますが、住友金属鉱山アリーナ青梅では、このようにトレーニングレッスンなども行っていることが特徴です。
また、トレーニングルームの利用は1回200円とご利用いただきやすい価格で提供しています。公共施設のトレーニングルームの利用料金は比較的リーズナブルな傾向にありますが、その一方で、市内の方限定ということも多いです。
住友金属鉱山アリーナ青梅のトレーニングルームは、市内・市外に関わらず利用料金は同一で設定しており、ご好評いただいています。
──GYM DXを導入したきっかけを教えてください。
GYM DXを知ったのは、弊社の営業担当から紹介を受けたことがきっかけです。
導入の経緯としては、住友金属鉱山アリーナ青梅は、指定管理者制度を用いて施設の管理を行っており、指定管理制度の5年の管理期間において区切りの更新の時期でした。
近年AIが非常に注目されている中、GYM DXの「AI監視機能」を活用し、より安全なジム運営をしていくことを新たに提案したところ、継続して運営させていただくことが叶いました。
カメラ導入の際に多くの他社サービスと比較検討したわけではありませんが、一般的な防犯カメラを入口の下駄箱付近に設置する案はありました。
最終的には、予算に対して初期費用や月額のレンタル費用の負担が少ないGYM DXが予算に合ったことから、GYM DXの導入を決定しました。
──GYM DXの導入効果を教えてください。
GYM DXを活用して、過去の映像データを確認しています。利用者の方が、靴の履き間違えや、持ち物の間違え、忘れ物などの問い合わせがあった際には、過去の映像データを確認できるため、非常に便利です。
忘れ物への問い合わせが多く、タオルやスマホ、ワイヤレスイヤホンを忘れる方が多くいらっしゃいます。問い合わせの際に、利用いただいた時間帯とおおよそのエリアを伝えていただければ、すぐに過去の映像データでの確認ができます。
また、リアルタイムでトレーニングルームの状況をモニタリングできるため、前述の無料レッスンの際もモニタリング機能を活用しました。
事務所とトレーニングルームは比較的距離があるため、わざわざトレーニングルームに足を運ばなくても状況が確認できるのは嬉しいです。手間が削減され、業務効率改善にもつながっています。
また、利用者の方が正しく器具を使えているか、ということの確認にも活用しています。何かあった際にスタッフがフォローに行っているか、行っていない場合は内線してフォローに向かうよう指示ができます。
利用者の方がより安心してトレーニングルームを使っていただけるよう、安全管理を効率的に行えるようになりました。
───今後GYM DXを活用して実現したいことはありますか?
トレーニングルームは、常時2名体制で運営しています。カメラを設置することにより、利用人数が少ない時には、1名は接客業務、もう1名は事務作業を行える体制に変更したいと考えていました。
4月からは事務所のモニターで映像を確認できるようにし、受付を1名で運営する体制の実現にチャレンジしていきたいです。
また、現在は第2トレーニングルームは、受付から死角になっているため、より安全な運営を目指し、常時モニタリングできる運用にしたいと考えています。
近年は、コロナ禍を経てフィットネスブームが急速に広がったことからジムは多様化しており、新しいスタイルのジムが増加しています。
そういったジムに負けないよう、様々なことに取り組んでいきたいですね。現在は、SNSが得意な若年層のスタッフにInstagramの運用を任せるなど、新しいことにも取り組んでいます。良い意味で「公共施設らしくないジム運営」を目指していきたいです。
───最後に、地域の方へのメッセージをお願いします。
住友金属鉱山アリーナ青梅は、居住地を問わず安価に利用ができるスポーツ施設です。スタッフが常時いますので、安心してご利用ください。
導入施設紹介
運営団体名:公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団
受託代表企業:住友金属鉱山アリーナ青梅
URL:https://www.omesports.net/facility/gymnasium
導入前の課題:AIを活用した業務効率化を検討していた、忘れ物に関する問い合わせが多かった
GYM DX導入の目的:トレーニングルーム安全管理の強化、業務負担の軽減
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