- 2023.2.8
- 一般型ジム
会員の安全とサービスの質を同時に追い求めることが可能に!
※この記事はFitness Business様のインタビュー記事を引用しております。
(引用記事はこちら:https://business.fitnessclub.jp/articles/-/1419)
今回は複数ブランドを展開している東急スポーツシステム株式会社(以下、東急スポーツシステム)の中で、総合型業態を担っている「アトリオドゥーエ」の本社部門を担当する比江島様にインタビューさせていただきました。
「アトリオドゥーエ」ではコロナをきっかけに、より人を介したサービスの重要性を再認識し
会員の安全監視業務についてGYM DX へと舵を切っていきました。
東急スポーツシステムが手掛けるアトリオドゥーエ
アトリオドゥーエは、所得水準は高いものの、運動習慣が身に付いていない人をターゲットにした総合型ジムです。
店舗のつくりもハイクラス層が好むようなエレガントさがあり、フロントやラウンジ、そしてスタジオに至るまで、非日常感を演出している内装は、高級ホテルを彷彿とさせます。
月額料金内で豊富なサポートプログラムが受けられることが強みのアトリオドゥーエは、サービスを提供する人材は常勤のスタッフを中心に据えることにこだわりを持っています。
比江島様:「体組成データを基にしたカウンセリングや、トレーニングプログラムの策定まで、しっかりと提供することを心掛けています。この取り組みが、地域密着型の健康増進サービスとして、会員さまにもご支持いただいています。」
GYM DX導入の背景
そんなアトリオドゥーエも、多分に漏れずコロナの影響を受けました。具体的には、会員が衛生面での不安に対して敏感になったことで、今まで以上に清掃や消毒に時間を費やす必要が生じた事。
比江島様:「コロナ禍での衛生環境を最優先するため、これまでサポートに注力していたスタッフを清掃や消毒業務に就いてもらうことにジレンマがありました。そんな折、安全監視の効率化がカギになるのではないかと考えました。つまり、清掃や消毒の業務が増えたのであれば、別の業務をスリム化するしかないと。」
そこで白羽の矢が立ったのが、「GYMDX」でした。
2021年11月にアトリオドゥーエ武蔵小山へ導入いただいた後、その効果の高さを実感し、翌年2022年6月にはアトリオドゥーエ全店へ導入頂きました。
GYM DX導入後の変化
比江島様:「私たちが大切にしていた、会員さまのサポートの時間を増やすことに成功しました。今までであれば、必ず1人はフロアを巡回しながら、何か危険な事象が起きていないか、安全監視をする必要がありました。このスタッフは、たとえ会員さまから質問されても、安全監視業務という重要なミッションから、サポートには注力できない状況がありました。
それを、AIカメラで置き換えました。万が一、危険な事象が生じた場合は、カメラの提供元であるOptFit社から緊急電話が届くようになっています。その専用端末をスタッフに常備させ、電話が掛かってきたら何よりも優先して応答するようにしています。この体制に切り替えてから、フロアにいるスタッフは会員さまのサポートに集中できるようになりました。」
GYMDX がもたらした副次的なメリット
会員と向き合う時間の創出を目的として導入いただいたGYMDXですが、ジム運営の観点で別の便益も生み出しています。
まず1つ目は、プログラム収入のアップです。スタッフの安全監視業務の負担が軽減された分、会員と直接向き合える時間が増え、サービスの質が向上。それが、有料スクールやパーソナルトレーニングの申し込み増加に実を結び始めています。
2つ目は、スタッフの配置適正化による人件費の圧縮です。見回りのためにスタッフを配置する必要がなくなった事で、 AIカメラ設置前では実現が難しかった少人数でのオペレーションが可能になることが、武蔵小山店で判明しました。
比江島様:「絶対的なスタッフの配置数は減っても、サービスの質も量も向上できる点が、全店舗への導入の決め手でした。」
顧客最優先で導入を決めた「GYM DX」ですが、事業者様にもプラスとなって返ってきています。
安全監視機能に加え、分析機能が施設運営効率化へ導く
今後、東急スポーツシステムの総合型のみに留まらず、小型店舗業態にも GYMDXを導入することに意欲的な姿勢を見せる比江島様。
それは、安全監視機能の他に、マシンの利用状況や混雑状況の分析機能を運営に活かしたいという背景がある。
すでに、アトリオドゥーエでは施設の混雑状況を誰でもリアルタイムで把握できるようにホームページ上に公開しています。
(引用元:https://www.tokyu-sports.com/fitness/due/himonya.html)
(参考画像)
中長期的には、設置しているマシンの入れ替えなどにも取得したデータを役立てていく予定です。
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