- 2024.7.1
- 一般型ジム
スタッフの目だけに頼っていた安全管理にAIカメラを活用!ジムエリアに37台のカメラとスタッフ3名を配置し見守りを強化!
株式会社東京ドームスポーツ(本社:東京都文京区)は、1981年よりスイミングスクール・スポーツクラブを運営し、その中で蓄積してきたノウハウを活かして、0歳からご高齢の方までの方を対象に、フィットネス事業を手掛けています。
同社が運営する「フィットネスクラブ東京ドーム」に、Opt Fitが開発・提供するAIカメラソリューション「GYM DX」を導入し、運用開始から1年が経過しました。今回は、フィットネスクラブ東京ドームにおける「GYM DX」の導入とその効果について、主任の高橋様にインタビューを実施しました。
都心部にある東京ドームの敷地内、アミューズメント施設「Spa LaQua」に隣接する「フィットネスクラブ東京ドーム」
──「フィットネスクラブ東京ドーム」の特徴を教えてください。
高橋様:「フィットネスクラブ東京ドーム」は、東京ドームシティを眼下に望む絶好のロケーションにあり、100台以上の最新トレーニングマシン、320㎡のスタジオ2つ、広々としたプール、ジャグジー、サウナなどを備えた大型フィットネス施設です。
「Spa LaQua」が隣接し、フィットネスだけでなくアミューズメント施設としても楽しめるのが大きな魅力です。「Spa LaQua」は、東京ドームの地下1,700mから湧き出るミネラル豊富な天然温泉や岩盤浴をお楽しみいただくことができ、「フィットネスクラブ東京ドーム」の会員様には会員特別料金でご利用いただけます(※1)。
東京の中心部で駅近という利便性の高い立地ですので、近隣には競合するフィットネスクラブが多数存在しますが、長年運営し続けてこれたのは、当施設ならではの強みだと自負しています。
── GYM DXを導入した背景を教えてください。
高橋様:監視カメラの導入を検討する過程で、先任者からGYM DXを紹介され、機能面に興味を持ったことがきっかけです。
GYM DXを導入されているスポーツクラブA-1様を見学させていただき、どのような運用をされているのかを教えていただいた上で、導入を決めました。
GYM DX導入前は、トレーニングエリアに配置したスタッフ数名で安全確認を行っていました。有事の際には、その場に居合わせたお客様やスタッフに確認するしかありませんでした。GYM DXは、監視カメラとしても活用できるという点が非常に魅力的でした。
厳しいセキュリティ審査をクリアし導入へ、安全管理におけるスタッフの負担が軽減
── GYM DXと比較したサービスはありましたか?
高橋様:他の監視カメラと比較すると、GYM DXより費用面で安価なサービスがありますが、GYM DXは異常が発生した際にOpt Fit側で内容を確認した上で弊社に通知してもらえるという点も、他のカメラにはない利点です。
導入決定後、本部の社内稟議やクラウド上のセキュリティチェックを経て、約半年後に施設への導入が完了しました。
── GYM DXを導入した効果を教えてください。
高橋様:有事の際に、事象を確認する相手がスタッフになってしまうことから、「見ていたか、見ていなかったか」でスタッフが責任を感じてしまうことを防止できるようになりました。GYM DXの導入により、スタッフの心理的な負担を軽減できると考えています。
また、お客様同士でトラブルが起こった際にお客様にお話しを伺うのですが、どうしても双方の認識に齟齬がありクラブ側では判断がつかないということがありました。
GYM DXを導入したことで、事実確認が速やかにできるようになり、お客様への対応が変化し、今後の対策など、再発防止に向けた議論もできるようになりました。
──導入から1年、取り組んできたことや、今後の展望を教えてください。
高橋様:GYM DXの導入後に、カメラの画質を改善したいと考え、Opt Fitに相談したところ、迅速に対応していただきました。
月額300円/1台で利用できる「映像高画質化」オプションで、お客様の表情まで確認できるようになり、トラブルへの対策を強化できたと感じています。
その他には、GYM DX導入後に会員様が転倒してしまったことがありました。その転倒の原因について、クラブ側に過失があるのか、会員様の不注意だったのか、映像が鮮明になったことで有事の判断材料となる点で、大変助かっています。
今後取り組んでいきたいこととしては、Opt Fitから提供を受けている利用率分析のデータに基づいて、お客様に需要のある器具を見極め、マシン入れ替え時にデータを活用したいと考えています。
──今後、GYM DXに期待することはありますか?
高橋様:当クラブでは、今後益々、施設を盛り上げていくために、今までに少なかった属性・年代の会員様を増やすことに注力しています。様々な施策を打っている甲斐あって、比較的少なかった10〜30代の若年層の方々にご入会いただき、夜間帯におけるフリーウェイトエリアの利用率が上がってきました。
その中で、トレーニング方法の世代間格差による問題が発生しました。若年層の方々にとってはスマホでトレーニング記録をとる、トレーニング方法を動画で取得することが一般的である反面、世代が異なる利用者の方からは、トレーニング中にスマホを触るのはマナー違反ではないかというお声を頂くようになりました。
当クラブは、テクノジムのマシンを採用しており、「マイウェルネス」というスマホで運動記録をとれるシステムを導入しています。私たちとしては、スマホの利用を禁止にはしたくありませんし、利用時間に制限をかけるなど窮屈になるようなこともしたくありません。
全ての会員様に施設を快適にご利用いただくために、GYM DXの異常検知機能を応用して、マシンエリアでスマホを操作している方が、どれぐらいの時間トレーニングをしていないのか実態を把握できると対象のお客様にもお声がけしやすくなり、問題解決に繋げられるのではないかと考えています。
今後もGYM DXの機能アップデートに期待しています。
──フィットネス業界は今後どのように変化していくでしょうか?
高橋様:私個人の考えですが、フィットネス業界はまだまだアナログな部分が多く、昨今の環境の変化に、如何にして対応していくのかが、業界として重要であると感じています。
その方法の一つがGYM DXだといえるのではないでしょうか。今後、新たに登場するサービスやテクノロジーをフィットネス運営に上手く取り入れていくことで、業界にも新しい風が巻き起こるのではないかと考えています。
導入企業紹介
企業名:株式会社東京ドームスポーツ
施設名:フィットネスクラブ東京ドーム
URL:https://www.tokyodome-sports.co.jp/fitness-club/
導入前の課題:監視カメラがなく、スタッフが見守りをしていた
導入の目的:施設の安全管理(異常検知)
カメラ導入台数:37台
(※1)会員種別によって異なります
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