GYMDX

  • 2025.2.25
  • 一般型ジム

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トレーニングルーム運営にGYM DXを活用し、無人運営における安全性の確保と年間120万円の人件費削減に成功!

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木幸スポーツ企画株式会社は、大阪府枚方市に本社を構え、「地域密着型で、まちに愛されることから」を企業理念に、近隣地域で数多くのフィットネスクラブやスポーツクラブを運営しています。その一つであるNACLスポーツクラブに、株式会社Opt Fitが開発・提供するジム専用防犯カメラ「GYM DX」をご導入いただきました。
今回は、木幸スポーツ企画株式会社の西宮様に「GYM DX」をお選びいただいた理由や、今後の展望についてインタビューを実施しました。

──NACLスポーツクラブの特徴を教えてください。

NACLスポーツクラブは、大阪府豊中市にある総合フィットネスクラブです。
スタジオレッスンを朝2本と夜1本、水泳レッスンは1日3〜5本を実施しています。
プールがあることが大きな強みで、スイミングのレッスンを目的に入会される方も多いことから、スイミングインストラクターが充実しており、お子様の会員様も多い総合フィットネスクラブであることが特徴です。
また、利用されている方に高齢の方が多いことも当施設の特徴です。健康維持のために運動をしたほうが良いとドクターに言われて、ウォーキングに加えて、トレーニングを始める方が多いですね。

──GYM DXを導入したきっかけを教えてください。

スタッフの削減や他施設へのスタッフの異動を検討しており、無人の営業時間の安全確保を目的にGYM DXを導入しました。その背景として、お客様とスタッフのコミュニケーションが活発な朝の時間帯は、スタッフを十分に用意する必要があるため、トレーニングルームのシフトを手厚くすることで、お客様へのフォローをより充実したいという思いがありました。一方で、夕方の時間帯については、トレーニングルームのスタッフにかかる人的工数を、スイミングインストラクターの工数として充当したいと考えていました。

ジム専用の防犯カメラを検討していたタイミングで、展示会に足を運びGXM DXを知ったことが導入のきっかけです。
ジム専用の防犯カメラのサービスが出始めた頃でしたが、ただ事故を察知するだけでは、安全性の確保はできません。GYM DXは事故などが発生した際に、速やかに連携してくれる点が安全性確保の面で信頼できると感じました。

人件費削減を含めた業務効率化を行うことによる人手不足の解消と、安全管理を実現するために、GYM DXの導入に至りました。

──GYM DXの導入効果を教えてください。

GYM DXを導入したことで、当初の目的であった17時以降の時間帯におけるトレーニングエリアの無人化を実現できました。現状は、17時以降は完全無人化しています。

お客様とのコミュニケーションが活発な10〜13時の時間帯は有人営業を行い、13〜17時はスイミングのレッスンに来た子どもの受付などが発生するため、フロントとの兼任で運営しています。
導入当初はお客様から、「マシンの清掃や雑巾の交換などの清掃やコミュニケーションを適切に行えるのか」というような様々なお声をいただきました。
特に清掃においてはお客様にとっても不安要素が大きかったのですが、フロントスタッフの点検回数を増やすことで対応しました。
フロントスタッフは、お子様向けのレッスンの受付が終われば空き時間が発生するため、兼任によって手が空く時間を減らしました。

また、高齢のお客様も多いため、安全管理も課題のひとつでした。現在、弊社のグループ内でGYM DXを導入しているのは、NACLスポーツクラブのみです。安全性の確保の観点から、DXツールを導入することに対して、社内から不安の声が上がりました。加えて「お客様の満足度の低下につながるのではないか」という意見もありました。
安全性については、他社の事例から問題なく確保できていることが明確だったため、資料をしっかりと提示することで社内の理解を得ました。また、コスト面では実際に削減できたエビデンスを社内に展開しました。
現在、1分に1度くらいの頻度で危険感知が生じています。モノに反応していることもありますが、通知があった際に確認をするフローが確立しており、安全な無人運営を実現できています。

会員数の増加や継続率が向上、スタッフの定着率も上がり求人広告費も削減

最も大きな成果は、トレーニングルームのアルバイトスタッフの人件費の削減です。年間120万円の削減に成功しました。また、トレーニングルームのスタッフ分の工数を、スイミングに充てることができるようになりました。

GYM DX導入以前は、17時以降のトレーニングルームの運営をスタッフ5名で行っていましたが、GYM DX導入後は週に1度、日曜日のみスタッフが1名入り運営しています。
また、GYM DX導入後に会員数が10%増加しました。スタッフの削減を行っても会員数には影響しないと予想していましたが、実際のところ、増加傾向にあり安心しました。加えて、会員の継続率も向上しています。

GYM DXを活用している昼から夜の時間帯のお客様は、コミュニケーションが少ない傾向にあり、午前中はスタッフを充実させて、コミュニケーションを求めるお客様に対応することで、お客様のニーズに合わせて対応できていると感じています。
仮説ではありますが、お客様が少ない時間帯に、スタッフが常駐していることで気を遣うお客様もいらっしゃるのではないかと考えています。スタッフが見ていないところでトレーニングに没頭したいというお客様には、現在の環境がフィットしているのではないでしょうか。

また、13〜17時の時間帯は、トレーニングルームのスタッフをフロントスタッフが兼務するようになったことで、パートスタッフの皆様に新しい業務を体験してもらえるようになり、喜びの声が上がっています。
コミュニケーションも増加し、フロントと一本化することによってシフトの効率化につながったことも、副次的なメリットとして挙げられます。
スタッフの定着率も向上し、求人広告を出す回数も昨年の4分の1に減りました。

───GYM DXを活用してどんなジム運営を目指していきたいですか?

今後はフロントスタッフの工数削減を目指しています。
大阪万博の影響で、万博関連のアルバイトは時給1,800円〜2,000円ほどと高い傾向にあるため、学生アルバイトの確保が難しい状況です。
弊社のグループ内では人手不足が課題であるため、社員の人員配置を見直し、他店舗の助けになれば良いと考えています。

他店舗でもGYM DXの導入を検討しているため、グループ内でもGYM DXの活用を推進することで、人件費を削減しながら安全性を確保したジム運営をしていきたいですね。

 

導入企業紹介

企業名:木幸スポーツ企画株式会社
施設名:NACLスポーツクラブ
URL:https://www.kikoh-sports.com/nacl/index.html

導入前の課題:トレーニングルームのスタッフにかかる人的工数を、スイミングインストラクターの工数に充当したい
導入の目的:夕方以降の時間帯におけるトレーニングルームの無人運営
導入カメラ台数:12台